デビューしたてのパーソナルトレーナー皆様、またはパーソナルトレーナーの卵の皆様に、
今回は、些細なことであるけれど見逃しやすい「エラー」の一例のお話しをしたいと思います。
これは皆さんが通る道でもある、お話かもしれません。
・種目はボールクランチ
・クライアント役は、現役のパーソナルトレーナー
・テストを受けるのは、プロジム受講生Cさん(女性)
テスト本番です。
実際のパーソナルトレーニングセッションを想定したデモストレーション形式でテストは行われました。
そうしましたら、次はボールクランチを行います。
はい
ボールの上に寝転がって頂いて頭の後ろで手を組んで上半身を起こしていきます。
お腹の力を抜かないまま上半身を反らして戻していきます。
お腹の力は抜かないことがポイントです!
はい
どうですか?お腹を使っててる感じわかりますか?
はい。でも頭がクラクラします。
大丈夫ですか?少し水分を取りましょうか?
….
動作中呼吸止まっていないですか?
意識できていなかったです。
吐きながら上体を起こして、吸いながら上体を戻してください。
はい
・上記のトレーニングセッション実技指導チェックテストが終わり、テストを受けた受講生は振り返りました。
このような会話の中で現場にしかわからない足りない部分がありました。
チェックテスト終了後、先生からフィードバックを頂いたところ、クライアントは頭を固定しないまま動作を行なっていたため、頭がふらふらしてきたとのことでした。
クライアントのエラーに素早く気付き、フォームを修正すること。
フォームのエラーに気付かなければクライアントの怪我に繋がる恐れもあります。
気付きがどれほど大切なことかを実感し、その後現場でもこれまで以上に、些細なエラーにも気付けるよう、クライアントとのコミュニケーションをとりながらトレーニングを行っています。 日々勉強中です。
クライアントからすると、随時いかに自分の状態を把握してくれているかが安心感に繋がります。
疑問に思うところとトレーナーのアンサーにズレがあると不信に感じてしまいますので、
トレーナーは何通りもの引き出しを持っておき臨機応変に対応できることが対策となります。
△ 正しくない、ボールクランチ 今回クライアントは頭を固定しないまま動作を行なっていたため、頭がふらふらした
△ 正しいボールクランチ