解剖学的観点から見たインクラインベンチプレス編。
インクラインベンチプレスは大胸筋の上部線維(鎖骨部)を主に鍛える種目です。
大胸筋の上部線維は鎖骨から始まり、上腕骨(大結節稜)に付着しています。
鎖骨から上腕骨に向かって斜め下方向に走っています。
大胸筋の働きは肩関節の水平屈曲(腕を90度真横に開いた状態から前方に持っていく動作)と内旋(肩を内側に回す)と屈曲(腕を前方にあげていく)と内転(腕を横に開いた状態から閉じる)という働きがあります。
大胸筋上部線維は水平屈曲でも働きますが、筋の走行を見ると鎖骨から上腕骨に向かって斜め下方向に走っているので、屈曲動作の方がより収縮はしやすいです。
ではインクラインベンチプレスでより上部線維に刺激を与えるためにはどうすれば良いでしょうか?
グリップ幅を広く握ってしまうと脇を閉じにくくなり、水平屈曲の動作が主な働きになります。 屈曲動作に近づけるためにはグリップ幅を少し狭く握ります。
そうすることにより脇を締めることができ屈曲動作でプレス動作を行えます。 .
それぞれの筋の走行によって動作を変える(フォームを変える)とより効果的に刺激を与えられるでしょう。
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